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映画「青い塩」

あらすじ

 ヤクザから足を洗い、料理教室に通うドゥホン(ソン・ガンホ)。いずれは母の故郷であるプサンでレストランを開業し穏やかに過ごしたいと願う。料理教室で知り合ったセビン(シン・セギョン)と親しくなるのだが・・・。彼女はごく普通の女性に見えるが、実は闇組織の便利屋なのだ。初めはドゥホンの監視のために近付いた彼女だが、組織から彼の暗殺を命じられることに。

 

予告編 を下記より見ることが出来ます。

2011年韓国公開、2012年日本公開。

 

塩田の景色

 予告編にも出てくる塩田の景色。ここでのシーンが映像的にも物語的にも最も美しいシーンだ。冒頭でもこの塩田のシーンが使われており、ここに至るまでの物語なのだが・・・。

 

元射撃の選手だったセビン

 彼女は組織への借金返済のため便利屋として使われている。「殺し屋」と言うよりは、ドゥホン暗殺のために射撃の腕を利用されるといった感じだ。プロの殺し屋ではないこと、ドゥホンと親しくなったことが暗殺を避けようとする行動へと繋がっていく。彼女の体にある大きな傷跡も気になるところ。

 

射撃のコーチ

 セビンの選手時代のコーチ役として登場するオ・ダルス。ホクロが特徴の俳優で「オールド・ボーイ」や「甘い人生」などに出演している。ソン・ガンホとの共演では「優雅な世界」がある。たまたま私が観た作品に出ているだけなのか、よく見かける俳優だ。ちょっと間の抜けた役を演じる人、と言うのが私の印象。個人的に好きなキャラであることが多く、気になる俳優の1人。

 この作品では、セビンの引退の切っ掛けをつくった人物として描かれている。

 

ドゥホンとセビンの関係

 作中の表現を使えば、おじさんと小娘。目的があって近付いたセビンと違い、ドゥホンはセビンを1人の人間(女性?)として見ている。初めはビールを飲んでいた彼が、彼女の影響でクリームがのった甘い飲み物を飲むようになる。弟分のエック(チョン・ジョンミョン)には援助交際と疑われることに。ドゥホンは級友だと説明するのだが・・・。

 セビンの方も命令で監視をしていたが、ドゥホンの人柄に触れるにつれ魅かれていく様子が見られる。

 

その他の登場人物

 ドゥホンの弟分のエック。ドゥホンへの接し方を見ていると、彼のことが本当に好きなんだなぁ、と思ってしまう。ある意味彼への愛を感じる。エックを演じているチョン・ジョンミョン西島秀俊に少し雰囲気が似ているような・・・。

 最後までドゥホンを追い続ける殺し屋の男。セビンの銃の扱いを見ている姿が印象的。プロの殺し屋として射撃のプロの技術に惚れ込んだ?あるいは・・・、と思えるようなシーンが。

 殺し屋のボス、カン。小柄な女性だが、迫力のある怖いおばさんだ。ドゥホンを殺せなかったセビンに対するセリフは鋭い。

 

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