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映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005)

あらすじ

 ホグワーツで伝説の大イベント「三大魔法学校対抗試合」が開催される。各校の代表選手が3つの課題を魔法で競い合うのだが、非常に危険な課題であるため魔法省は安全性を優先し、17歳未満の生徒が対抗試合に立候補することを禁止する最終決定を下す。そして各校の代表選手3名が「炎のゴブレット」により選ばれた。ところが立候補していないハリー(ダニエル・ラドクリフ)が何故か4人目の選手として選ばれる事態に・・・。1つ目の課題であるドラゴンとの対決に続き、水魔(グリンデロー)との対決、そして最後の課題は迷路。選手を見送るダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)は彼らに、ドラゴンや水魔よりもっと厳しい試練が待っており、自分を見失わぬよう用心するようにとの言葉をかける。迷路に入るハリーたちを待ち受けているのは・・・。

 ハリーポッターシリーズ第4作目。監督はマイク・ニューウェル、原作はJ・K・ローリングの小説「Harry Potter and the Goblet of Fire」。

 

 

代表選手

 ダームストラング校からはビクトール・クラム(スタニスラフ・アイエネフスキー)、ボーバトン魔法学校からはフラー・デラクールクレマンス・ポエジー)、そしてホグワーツ魔法魔術学校からはセドリック・ディゴリー(ロバート・パティンソン)が代表選手に選ばれた。

 セドリックの父親エイモス(ジェフ・ラウル)とロンの父親アーサー(マーク・ウィリアムズ)は魔法省で一緒に働いており、ハリー、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニーエマ・ワトソン)の3人は、セドリック親子と一緒にクィディッチ・ワールドカップの観戦をしたことがある。その時の試合にブルガリア・チームのシーカーとして出場していたのがクラムだ。クラムは魔法界でも有名人なのである。

 

マッド・アイ・ムーディ

 アラスター・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)、通称マッド・アイ・ムーディは「闇の魔術に対する防衛術」の新任の先生。元「闇祓い」で相当イカれた人物として知られているようだ。

 魔法省から「子供に教えるな」と言われている「許されざる呪文」というのが3つある。しかしムーディは闇の魔術と戦うには実践教育が一番であり「戦う相手を知り、備えるべきだ」との考えから生徒に教える。

 1つ目の呪文が「服従の呪文」。2つ目の呪文は、苦しみの呪い「磔の呪文」。そして3つ目の呪文は、死の呪い「息絶えの呪文」。

 「服従の呪文」についてムーディは次の様に説明している。

 多くの魔法使いは言った。「自分の悪事はすべて『例のあの人』の『服従の呪文』で無理強いされたのだ」と。真偽を見抜くのが難しい。

 

予告編

追記(12月3日)

1月6日までの期間限定でシリーズ全8作品が Hulu で配信中。

 

 前作まではダーズリー家から物語が始まっていたが、本作ではハリーの悪夢から始まる。それにより今までの少し笑いの入った明るい始まりではなく、重く暗い感じの始まりだ。そしてハリーは何度も同じ夢を見て、うなされことに・・・。

 クリスマスの舞踏会が対抗試合と同時に催され、ダンスの練習に励むネビル(マシュー・ルイス)の姿や弱気でなかなか意中の女の子を誘えず、誰をダンスに誘うかで悩むハリーとロンなど微笑ましい場面も見られるが、本作では死人が出ることとなり、又ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の復活とも関係しているため全体的には暗い内容だ。

 

 ダンブルドア校長の部屋を訪ねたハリーが「憂いの篩(ふるい)」で校長の記憶を偶然見てしまう。その記憶の中には夢に出てきた男の姿がある。そしてダームストラングの校長イゴール・カルカロフ(ペジャ・ビヤラク)とスネイプ先生(アラン・リックマン)の過去の秘密や、ネビルの両親に関する情報も含まれている。これまで明かされてこなかった過去が徐々に明らかにされ、物語の転換期とも言える作品だ。

 

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