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点 描 画 ~動画点~

映画・ドラマ・アニメなど、作品について書いています。

映画「ハリー・ポッターと死の秘宝」

あらすじ

Part 1(2010年公開)

 「闇の帝王」の脅威が増す中、新魔法大臣スクリムジョール(ビル・ナイ)が闇の力に屈しない旨を宣言。しかし大臣は殺され魔法省はヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の手下である死喰い人(デス・イーター)たちに乗っ取られてしまう。そしてホグワーツの校長の座にはスネイプ(アラン・リックマン)が・・・。問題分子として追われるハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニーエマ・ワトソン)と共に、ヴォルデモートを倒すべく「分霊箱(ホークラックス)」を探す旅に出る。その途中「死の秘宝」の伝説を知ることに。

 

 

Part 2(2011年公開)

 「死の秘宝」の1つである「ニワトコの杖」を手に入れたヴォルデモートは更に力を増す。しかしハリーたちが分霊箱を追っていることを知り焦り始める・・・。一方、分霊箱の1つがホグワーツにあることを知ったハリーたちは、ホグワーツへ向かうことに。ホグワーツを舞台に分霊箱を見付け破壊しようとするハリーたちと、それを阻止しようとするヴォルデモートとの壮絶な戦いが始まる。

 

 

 ハリーポッターシリーズ第7・8作目。監督は新シリーズ「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を手掛けることになったデヴィッド・イェーツ、原作はJ・K・ローリングの小説「Harry Potter and the Deathly Hallows」。

 

ダンブルドアの形見

 ダンブルドアマイケル・ガンボン)はハリーたちに形見を遺している。ロンには「灯消しライター」、ハーマイオニーには「吟遊詩人ビードルの物語」、ハリーには初めてのクィディッチの試合で捕まえた「金のスニッチ」を遺した。

 

死の秘宝

 世界最強の力を持つ「ニワトコの杖」、愛する死者を蘇らせる「蘇りの石」、姿を消すことが出来る「透明マント」の3つを指し、集めれば「死を制する者」となるとされる。

 

予告編 Part 1

追記(12月3日)

1月6日までの期間限定でシリーズ全8作品が Hulu で配信中。

 

マルフォイ親子

 ヴォルデモートの恐怖による支配から、逃れられないマルフォイ親子。前作でドラコ(トム・フェルトン)は自分の意志に反する「名誉な役目」を実行しなければならなかった。そしてその役目を心配した母親のナルシッサ(ヘレン・マックロリー)は、スネイプに相談している。本作でも息子の安否をハリーに尋ねる場面がある。父親ルシウス(ジェイソン・アイザックス)には、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に登場したときのような自信に満ちた姿はもうない。最後は息子を心配する1人の父親でしかなかった。ホグワーツを後にする親子の後ろ姿が、家族の無事が確認でき「ほっ」としているように見える。

 

 死の恐怖と混乱の中では疑心暗鬼に陥り、自分の身や家族を守るための裏切りが生じる。本作では裏切りによりハリーの身が危険にさらされ、犠牲者も出ている。しかしハリーとは敵対関係にあるはずのドラコは、ヴォルデモートにハリーを差し出すことに抵抗を感じている様子がうかがえる。ハリーもまたドラコを助ける場面がある。立場は違う2人だが、戦いを望んでいないという点は同じだと思う。追いつめられた状況の中で自分を見失わず、冷静に判断できる2人と言えるかもしれない。

 「不死鳥の騎士団」までは「小憎たらしいガキ」だと思っていたが、「謎のプリンス」以降のドラコは別人だ。そして忘れてはならない存在として、セブルス・スネイプがいる。真実が明らかになった時、これまでの彼の言動の本当の理由が理解できる。観ている私の感情は、ドラコとスネイプに支配されてしまう。

 

憂いの篩(ふるい)

 死を覚悟したハリーの前に現れたダンブルドアは、死後もなおハリーを導く師として存在する。彼はハリーたちに形見を遺した。ロンに「灯消しライター」を遺したのは、ハリーにでもハーマイオニーにでもなく、ロンに必要な物だったからだ。なぜその形見を遺したのかを考える時、ダンブルドアの遺志が伝わってくる。

 映画の中で何度も出てくる「憂いの篩」は、人の記憶を見るための道具だ。勿論、実際に存在するものではなく、物語の中でのみ存在する道具だが、「憂いの篩」に代わるものがあるとするならば、それは形見なのかもしれない。故人の遺志を読み取る「憂いの篩」が形見なのだと、そう思うからだ・・・。

 

予告編 Part 2


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